2004年 11月 01日
きになる建築⑥ 「細っ!(住宅編)」 |
こちらも細いですね。やはり2間(躯体の芯~芯まで3,640ミリ)ぐらいでしょう。外壁のサイディングの定尺長さからの推測ですが。(1間=いっけん、間=1,820ミリ)
2間という長さ、畳の長いほうの長さが2つ分ですから、八畳間の一辺の長さぐらいです。実は思いのほか狭くないですよね。一般的に空間として、過不足なく使えるサイズだと思います。木造在来工法では、柱のスパンとして2間までは普通に飛ばせます。(いろいろ大工さんにお話を伺うと、「2.5間飛ばしたよ」や「3間までは飛ばしたことがあるぜぃ」という猛者もいますが…)木軸の組み方によっては「2.5間」や「3間」も可能だとは思いますが、如何せん、僕は気が小さいので、在来工法では2間までしかやったことがありません。
大正年間の木造建築(当時は花街の置屋として使用されてたそうです)で3間半のスパンを飛ばしている建築物をみましたが、小屋組みは恐らくトラスを組んでいるのでしょう。あるいは、「梁せい」が450ミリ以上あれば保つのかもしれません。
こちらのお宅もギリギリの設計がされているのでしょう。僕なら「大きなワンルーム」みたいなプランを提案すると思います。ただ、お施主さんの希望、家族構成、予算等いろいろな要素があるので、問題は簡単ではありません。また木造3階建てになると準耐火構造にしなければならないのでなおさらです。またこの物件では、道路斜線制限をクリアし、室内空間を確保するために屋根の形状を工夫してありますね。敷地が狭く、後退距離が取れないため、緩和措置もあまり無いようです。
いずれにしても、(建築は)奥が深いですね。
2間という長さ、畳の長いほうの長さが2つ分ですから、八畳間の一辺の長さぐらいです。実は思いのほか狭くないですよね。一般的に空間として、過不足なく使えるサイズだと思います。木造在来工法では、柱のスパンとして2間までは普通に飛ばせます。(いろいろ大工さんにお話を伺うと、「2.5間飛ばしたよ」や「3間までは飛ばしたことがあるぜぃ」という猛者もいますが…)木軸の組み方によっては「2.5間」や「3間」も可能だとは思いますが、如何せん、僕は気が小さいので、在来工法では2間までしかやったことがありません。
大正年間の木造建築(当時は花街の置屋として使用されてたそうです)で3間半のスパンを飛ばしている建築物をみましたが、小屋組みは恐らくトラスを組んでいるのでしょう。あるいは、「梁せい」が450ミリ以上あれば保つのかもしれません。
こちらのお宅もギリギリの設計がされているのでしょう。僕なら「大きなワンルーム」みたいなプランを提案すると思います。ただ、お施主さんの希望、家族構成、予算等いろいろな要素があるので、問題は簡単ではありません。また木造3階建てになると準耐火構造にしなければならないのでなおさらです。またこの物件では、道路斜線制限をクリアし、室内空間を確保するために屋根の形状を工夫してありますね。敷地が狭く、後退距離が取れないため、緩和措置もあまり無いようです。
いずれにしても、(建築は)奥が深いですね。
by architect_spiral
| 2004-11-01 17:18
| 気になる建築